この時期特に特に気を付けて!グリーンネイルとは?

ネイルのメンテナンスを知らないと爪で細菌が増殖する!?

グリーンネイルとは

ジェルネイルやアクリルスカルプチャーをしていてのメンテナンスを守らないことでなりやすい爪の病気がグリーンネイルです。緑色のネイルもグリーンネイルですが、爪の病気のグリーンネイルはおしゃれとは程遠くなってしまもうのです。

こちらのグリーンネイルは爪に緑膿菌という菌が繁殖し、緑色になり悪化すると黒く変色してしまう可能性もある爪の病気です。緑色になってしまうため”カビ”という風潮がありますが、これは緑膿菌が産生するものが緑色だからのようでカビではありません。発症したままネイルを落とさずにいますと悪化します。

ネイルをした時のメンテナンスとは?

メンテナンスというのはネイルをしたら定期的にネイルサロンなどで付け替えする、浮いたり取れかかってきたり何か異常があった場合などは必ず早めに対処してもらうことです。時に梅雨~夏にかけては湿度も気温が高いので注意しましょう。セルフネイルの場合も同様でやったまま放置せずサロン同様のお手入れが必要になります。

浮いてきた、と確認できる目安はシャンプーの際髪が引っかかり始めます。見ただけでははわかりづらいものですがこれはすぐ気が付きます。そうなったらとにかく早めにネイルをオフしましょう。

グリーンネイルになる原因は?サロンで移る?

グリーンネイルになる原因は、ジェルネイルなどをしたあとにジェルネイルが浮いたまま放置することで、その隙間に水仕事やお風呂で水分が入った状態のままになりさらに温度が高くなると雑菌が増殖しやすくなり、グリーンネイルになってしまうことがあるのです。特に気温、湿度の高い時期は要注意です。緑膿菌は常在菌の一種なので条件が揃うとなってしまうということです。ネイルサロンで移ったのでは?と思う方がいらっしゃいますが、プロネイリストはしっかり衛生管理から学んでいます。一回ごとに道具は消毒をしていますし、原因は上記に書いたことですのでよほど不衛生に感じるサロンでなければサロンで移るということはあまり考えられません。

セルフで行う場合は特に注意が必要です。今はお手軽に安価でジェルネイルが購入でき、セルフネイルのハードルも下がっていますが、プロのようにネイルに関する様々な知識がないためネイルをすることだけになって、その後のメンテナンスの重要性を認識できていません衛生管理、ジェルネイルの知識や技術がない素人の方に安易にジェルネイルをやってもらうことも大変危険です。

マニキュアでグリーンネイルになる?

まず一般的なマニキュアを塗ってグリーンネイルになる、ということはありません。まだジェルネイルが普する前は『グリーンネイル』という言葉さえ聞いたことがないと思います。これはマニキュアとジェルネイルは同じネイルとはいえ材質が全く違うものだからです。

マニキュアは”浮いて取れる”というネイルではなく、摩耗して取れていってしまうものです。そして厚みも殆ど出ないので”浮く”ことはありません。これに対して塗っているという工程は同じでも、状態としては厚みがあるネイルチップを爪に密着させているようなものなので、ジェルネイルは縁から浮いて取れていきます。

但し、マニキュアやマニキュア素材のネイル商品、ネイルシールなどの持ちをよくするためにジェルでコーティングした場合は浮きやすく、グリーンネイルになることがありますので十分な注意が必要です。

体験談 私自身も20年近くジェルネイルをしていて15年以上なったことはありませんでしたが、仕事の関係でマニキュア素材のネイルを着用してジェルコートをして過ごしていたところ、それが浮いてグリーンネイルになってしまいました。その時期温泉などにも頻繫に通っていたことも浮きやすくなり高温多湿の状態を作ったのかもしれません。

グリーンネイルかもと思ったら フットネイルは?

少しでも疑わしい場合は即ジェルをオフして皮膚科で受診を。変色してしまったところは削ってはいけません。変色した部分がなくなれば大丈夫と削ってしまうネイリストさんがいるようですが、(サロンでオフする際は削らないよう必ず伝えて)まずはそのままのオフだけした状態で削るかどうかは皮膚科で診断してもらいましょう。ジェルネイルはクリアベースで爪自体の色がわかる場合は気が付きますが、フルカラーで塗っている時は気づきにくいため、臭いも出るようなのでちょっとおかしいかも?と思ったらチェックしてみましょう。

フットネイルでも当然なる可能性はあります。フットネイルの場合、遠目に見ることや浮いたことに気が付きにくいため、発症しても発見が遅れる傾向にありますのでやったままにせず適時にきちんと落としましょう。

グリーンネイルになったらネイルはできない?

乾燥させるだけで大丈夫というサロンもありますが、基本的には爪に何らかの異常がある場合、施術をお断りするのが基本です。専門医は完治するまでネイル全般控えるようにと説明しています。見た目がとても気になりますが、ネイルをしてしまうと悪化させる可能性があります。爪に異常があるままネイルを続けた結果、症状が悪化し爪を抜くことになった方もいます。爪の健康が最優先ですので、ネイリストの方の言うことを鵜呑みにせず、まずは皮膚科で相談しましょう

セルフネイルでもジェルネイルの場合知識は必須

数年前までは『ジェルネイルはネイルサロンへいかないとできないもの』でしたが徐々に個人で買えるようになり、最近では100均等でジェルネイルを販売するようになりとても売れているようです。YouTubeなどでも100均ネイルの動画が人気で、今までよりセルフでのジェルネイルをする方が急増しています。その一方ジェルアレルギーなどトラブルも増えている傾向に感じます。

これは安いジェルを否定するものではなく、簡単に買えるから簡単にでききると思いがちですが、ジェルネイルの場合はマニキュア感覚でやりますと爪のトラブルが起こりやすくなってしまいます。

ネイルサロンではジェルネイル後メンテナンスについての説明や注意事項の文書をお渡ししていると思います。市販のジェル用品は購入するだけなのでそのような情報は知る術がありません。ジェルネイルはマニキュアとは違いますので、セルフネイルで楽しむだけでも最低限のジェルネイルについての知識・メンテナンス方法・起こりやすい病気などを事前に調べるか学んでからセルフネイルにチャレンジしましょう。

タイトルとURLをコピーしました