ジェルネイルの普及とともにセルフネイラーさんもどんどん増えてきました。
ネイルは常に自分の目に入ってとても気分が上がるアイテム。手軽におうちできれいなジェルネイルができたら美容代も浮くし楽しいですよね。
こちらでお伝えするのはプロ目線ではない、安全でセルフネイルに特化した、実際にセルフネイルのレッスンで成功しているやさしいメソッドをお伝えしていきます。
セルフジェルネイルでのお悩みの多い、
- 自分でやってみたけどすぐ取れてしまった
- 情報が多すぎて何が正解かわからない
- ネイル動画をみてやってみたら難しかった
- 爪が傷んでしまった
という方のために、
- できるだけ簡単で
- 長持ちして
- きれいに仕上がり
- 自身が満足できる
- 安全で爪にもやさしい
初心者の方でもわかりやすくやさしいやりかたです。爪も守りながら自分できれいなネイルをして毎日を楽しくしていきましょう。
★超初心者の方はこちらからがおすすめ
先ずはこれだけあれば始められる!おすすめスタート道具
こちらではとにかく手軽に簡単に始めたい!という初心者の方向けの道具をご紹介していきます。
≪用意するもの・ネイルケア用≫
- ネイルファイル(爪ヤスリ)180~200グリット※グリット数とはヤスリの目の粗さの単位で数が大きいほど目は細かい
- スポンジファイル180~200グリット
- セラミックプッシャー
- オレンジウッドスティック
- ジェルネイル用ネイルプレップ( 又は薬局で売っている消毒用エタノール:エタノール成分76.9~81.4のもの/現在では手指消毒用のものが色々販売されていますが成分が違っていたりしますので必ずこちらを使います。)
上記以外のものはおうちにあるものでOKです。
- キッチンペーパー(5センチ四方くらいにカットしておく)
- ウェットティッシュ(毛羽立たないものが良)
≪用意するもの・ジェルネイル用≫
こちらははジェルネイルの持ちや、やりやすさに関わってくるので、100均などではなくネットなどで口コミの良いものから選ばれることをおすすめします。
- 6.ベースジェル・トップジェル
- ⒎ナチュラル系のカラージェル(初めはマット系よりグリッター入りがおすすめ)
- ⒏ジェル用ライト
- ⒐ジェル筆
- ⒑ジェルリムーバー(またはマジックリムーバー)
材料が揃ったら始めてみましょう。
長持ち・安全のやさしいセルフジェルネイルのやり方
こちらではわかりやすく、
- ネイルケア
- ベースの塗り方
- カラー
- パーツの付け方~仕上げ
の4つの段階にわけて進めていきます。
安全なネイルケアとは
まず自分でジェルネイルをしようと思った時、ネイルサロンでも必ずやるからネイルケアは必要らしい、、と漠然と認識している方も多いはず。
確かにジェルネイルをする際にはネイルケア(ジェルネイルのための下準備)は
- ジェルを定着させる
- 仕上がりを美しくする
このために必須です。
ネイルサロンでは必ずキューティクルニッパー(甘皮などをカットするニッパー)やメタルプッシャーを使ってネイルケアをします。だから絶対甘皮はなんかゴリゴリ押してカットしなければ!と思いがち。
セルフネイルの場合はまずはここから考え方を変えて下さい。それはプロがこだわるべきクオリティの部分であってセルフネイルの場合は甘皮カットは必要ありません。
なぜならすごく難しくて危険だからです。動画などでキューティクルニッパーや金属性のプッシャーを使って簡単そうにやっている甘皮ケア。やったことがある方ならわかると思いますが、まずうまくやるのは無理だと思います。
一度甘皮を傷つけてしまうとささくれになり、これがなかなか治りませんし傷から雑菌が入って爪の病気にもなりかねません。セルフネイルはできるだけリスクは避けて安全第一で行いましょう。
甘皮カットなどはしなくても十分きれいなセルフネイルに仕上がります。
Step1:ジェルネイルのための安全でやさしいネイルケア
ジェルの仕上がりと持ちを良くするための工程ですが、プロのやり方そのままではなくニッパーなどの刃物を使用しない、安全で長持ちするセルフネイルに必要な部分のみに絞ったネイルケアです。
①道具①~④と手をエタノールなどで消毒し清潔にします。
②爪切りとやすりを使ってで爪の形を整えます。
以下のポイントを押さえてやっていきます。
ポイント:10本の爪の長さをある程度揃えます。爪切りNGが常識になっていますが、伸びた爪をヤスリで削って短くするのはプロではないのでかなり大変です。
一気にバチンと切るのではなく、ちょっとずつちょっとずつ角を切っていくようにすれば爪への負担は軽減されますのでセルフネイルの場合はそれで大丈夫です。そのあとヤスリで慣らします。
爪をほとんど伸ばしていない方でも、先端をなめらかにする程度でも必ずやすりがけをします。
③甘皮をくっきりさせていきます。※キューティクルリムーバー(キューティクルソフナー)がある場合は事前に甘皮まわりに塗ります。
これは仕上がりに差が出るポイントなので地味ですがやっていきましょう。
ウェットティッシュを利き手の親指に巻きつけます。親指の爪が当たって痛くない程度の厚みにして、少しずつ甘皮を押し上げていきます。
↓
ウェットティッシュが乾いたらお水をちょんとつけて続けていきます。(ケアをしていくと乾いていくのでこの段階ではお水を使っても大丈夫です)
↓
爪の表面に甘皮の残りがあれば取れる範囲で取っていきます。この時注意するのは、無理に押さずできるところまでで!
ポイント:甘皮の状態は個人差がありますので、爪に甘皮が多く乗っている、甘皮が硬い場合は一度に押し上げようとせず、ジェルネイルをするタイミングで少しずつケアしていくとくっきりしていきます。セルフネイルの場合、ネイルサロンのように0.1㎜でも多く上げていく必要はありませんので、ジェルを乗せる時に境目が分かるようにすることと、爪表面をきれいにすることが目的です。
どうしても甘皮が乗っていて気になる場合は、ご自身で甘皮カットなどは絶対せず(危険なので)、一度ネイルサロンでネイルケアだけやってもらうのも手間を省く選択肢ですね。
反対側の手もも同じようにきれいにしてていきます。
④ジェルが剥がれてきやすい部分の下準備をします。甘皮の際から爪表面3㎜幅くらいをセラミックプッシャーを使い、軽くざらざらにしていきます。
ジェルはつるつるの表面には定着しにくいのでジェルの定着を良くする工程です。
ポイント:やり過ぎに注意です。やればやるほど粉は出てきますが、これは甘皮だけでなく爪も削れていってしまう粉塵なのでやりすぎると爪自体を薄くしていってしまいます。
⑥スポンジバッファー(180~200グリット)で全体のつや消しをします。
ザクザクとランダムに何度もかけると爪を薄くしてしまうので、爪先端3㎜くらいはしっかりで、中心部分は力をいれず軽く一、二回かける程度にします。
⑦爪表裏をきれいにします。もう一度ウェットティッシュを使って、削りかすなどを甘皮の溝や裏の部分までしっかり取り除き、ジェルを乗せる部分に何もない状態にします。
この時爪の先端に薄く爪を削った残りが出ることがありますので、ヤスリをかけて使って取っていきます。
10本やっていきましたらここまでで下準備は終わりです。
*ジェルネイルはStep2~4を片手のみ(仕上げたら反対の手)やっていきます。
ネイルサロンでは交互にジェルを塗っていきますが、ジェルをセルフネイルで仕上げる場合は、片手ずつ仕上げるのがベストです。
両手同時だと爪の表面がベタベタの状態で作業になるので、細かいゴミなどが入りこんだりととてもやりづらいです。
まずは、やりやすい利き手を使って行い、利き手で塗る感覚を掴んでから反対の手をやっていくことをおすすめします。
レッスン談:ただでさえ慣れないことをしていくので初めに逆手を使ってやると、全然うまくできない!となりせっかくやろうと思ったのに冒頭から心が折れてやめる確率高いので、やりやすい方で塗る感覚の感じをつかんでから反対に移るほうがスムーズに進めます。レッスンでもそれでみなさん成功されていましたよ。
Step2:長持ちするネイルベースのやりかた
1.爪表面の油分分除去
小さくカットしたキッチンペーパーに消毒用エタノール(またはネイルプレップ)をつけ、ジェルをする片手5本の爪の表面の油分を拭き取ります。
拭いた後は爪表面を触らないようにします。
2.ベースジェルを塗ってライトで硬化
筆にベース(またはクリア)ジェルを適量(注:ジェル筆の3分の1乗るくらい目安、爪の大きさにより調整してください※)小指から順に人指し指までの4本にジェルを乗せていきます。
手の向きによって塗る順番を反対にして下さい。ジェルが筆を持つ手につかなようにするためです。※爪先を自分に向ける場合→人差指から順に4本
ポイント 塗り方
✓ジェルが甘皮に付かないよう注意。初心者の方は甘皮に近い部分は爪より少し内側にジェルを乗せるようにしていきます。
皮膚の部分に乗ってしまうと早々にそこからジェルが剥がれてきてしまいます。
✓塗り方のコツは力を入れず表面をなでるイメージです。そうすると表面がつるんとしてきれいに仕上がります。
✓先端のエッジ(厚み)部分も塗ります。これは先端からはがれやすくなるのを防止します。
塗りにくいサイドの部分は筆の向きを変えてちょんちょんとジェルを置いて、表面をもう一度ならします。
✓もし皮膚に付いてしまったら、必ずウッドスティックでしっかり取るか、エタノールを含ませたキッチンペパーで一度全部拭き取り、乾いたら塗りなおします。
✓ジェルのメーカー、ライトのワット数で硬化時間は違いますので必ず使うジェルに合ったワット数と時間で硬化します。
注意:ジェルの量がが多すぎると硬化熱が高くなり、熱くなりますので注意してください。
3.親指も同じようにジェルを塗り硬化
爪表面がきちんと真上になるように入れ硬化します。
注意:5本一度になど爪がライトの真下にならない状態で入れますと、親指の半分がしっかりライトにあたらず、硬化不良を起こしてしまいます。
同じ手順で繰り返し塗っていきます。(ベース2度塗り)
Step3:正解はない!きれいなカラーのジェルの塗り方
(2)カラージェルをお持ちの方はベースと同じ手順 2.3.で、2度繰り返します。(カラージェル2度塗り)まずは薄く乗せることを意識して、2度ぬりで仕上げるようにします。
ポイント:色が出ない時は3度塗りでもOK。分厚くなりすぎないよう注意します。 実はカラージェルの正しい塗り方というのはありません。ジェルのメーカーやカラーによってもテクスチャが違いますので、何種類かの動画などを参考にご自身がやりやすい、きれいにし上がるやり方でやっていきましょう。
なんだ、やり方は説明してないのか!とお思いでしょうが、実際やってみるとそうなのでお持ちの「ジェルに慣れる」のが一番です。
Step4:取れないパーツの付け方と仕上げ
※パーツなしの場合→仕上げに進みます。
パーツを付ける
- 爪楊枝を使ってクリアジェル(又はベースジェル)をパーツをつけたい部分に少し垂らします。
- 爪楊枝でパーツをちょんと触るとくっつくので、そのままパーツをネイルに置いていきます。
- ライトに入れ硬化します。
※数本付けたい場合でも、一本づつ付けて硬化します。
- 付けたパーツの補強まわりに爪楊枝でジェルを細く垂らして段差を埋めていきライト硬化で硬化します。
こうすることでせっかく付けたパーツがすぐ取れてしまった、ということがなくなります。
仕上げ
Step:2-⒉⒊のベースジェルの塗り方同様にトップジェルを塗ってライト硬化します。
ノンワイプトップジェルの場合→工程終了です。※
拭き取りタイプジェルの場合→ジェルクリーナーをコットンに含ませ、力を入れずにまんべんなく表面の未硬化ジェルを拭き取ります。
これで片手は終了です♪
反対の手もStep:2~4と同じ手順でやっていく
反対側の手はできるか心配になると思いますが、塗りかたの感じがつかめているのと、利き手より力が抜けるので結構うまくいきます!
セルフネイルの極意:片手だけで疲れてしまったら一旦休憩します。セルフネイルのいいところはどんなに時間がかかっても全然大丈夫なところですね。
両手終わりましたらオイル等で爪まわりを保湿します。
お疲れ様でした♪
爪を傷めず長持ちさせるジェルネイルメンテナンスを知っておこう
ジェルネイルはその後のメンテナンスで、持ちや爪ダメージもかなり変わっていきます。そのポイントも大切なので是非覚えておきましょう。
- 取れかかっても手で剥がしたり、取れるまでそのまま放置するなどは爪を傷めてしまうので厳禁です。ちょっと引っかかるなと思ったら早めに適切な方法でオフをしましょう。
- ジェルネイルをしたあとは手指をこまめに保湿しましょう。
- 水仕事の際はゴム手袋を使用しましょう(長時間は蒸れるのは厳禁)。
- 爪を短くしたい時は爪切りでなくヤスリを使いましょう。
- シールを剥がす、段ボール解体作業や乱暴な手の使い方に注意しましょう。
- プール、サウナ、岩盤浴などの頻度はは控え目に
- オフしたあとは保湿を続けてで乾燥を防いでおきましょう。
こちらを注意して、きれいに仕上がったネイルを長持ちさせて爪を傷めないように過ごしましょう♪
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