ネイルサロンに行くとネイリストさんが簡単そうにジェルネイルを施してくれますよね。
塗ってライトに入れるだけ、しかも結構なお値段、シンプルなネイルなら自分でできそう、ネットでみてみたら結構安いし!
とジェルネイルキットを買ってトライしてみたらすぐ取れてしまった、、1,2回やってもすぐ取れてしまうから結局押し入れに眠っている~
というお声をよく聞きました。
これにはちゃんと理由があります。
ですが、一般の方は何がどうサロンと違うのかがわかりませんよね。
こちらではジェルネイルキットを持っているけどうまくいかなかった、という方にその原因と解決策をお伝えしていきます。
せっかく購入したジェルネイルキットですから、活用してセルフネイルに再チャレンジして是非今度は成功させていきましょう。
(※ノンサンディングジェルではないタイプのジェルネイルキットのご説明となっております)
原因ーその①ジェルネイルの下準備
まずはジェルネイルをする時は必ず下準備となるネイルケアが必要です。
面倒に感じるかもしれませんが、ネイルケアなしではどんなに良い材料を使ってもまず持ちませんし、仕上がりのきれいさに差が出ます。
ジェルネイルキットを購入した際に、ジェルネイルをする時の手順が入っているのもあればないものもあるようですが、入っていたとしても簡単なものではどこが大事かわかりにくいと思います。
ジェルネイルの下準備で大事なポイント3つ
ここを押さえてやっていないとすぐ取れる原因になります。
⒈甘皮まわりはできる範囲でくっきりさせ、爪表面に何もない状態にする
→ジェルを塗る際にキワがよくわからないとジェルが乗ってしまったり、甘皮の残りなどがあるとそこからはがれやすくなります。
⒉サンディングと言われている甘皮まわりの爪表面のつや消しは特に際は丁寧に。
→ジェルネイルは際からはがれますので、その部分のつや消しが甘いとジェルが定着しません。
⒊ジェルを乗せる前にしっかり油分除去
→爪の表面に油分(水分も)があるとジェルを弾いてしまいます。
これを意識して下準備をしてみまよう。
原因ーその②ジェルの品質
ジェルネイルキットですぐ取れる一番の原因とも言えるのが、ジェルの”品質”です。
ジェルネイルのジェルといっても実は‘品質‘が様々です。全般的にはお値段が高いジェルは質が良く、イコール持ちに関係してきます。
ネイルサロンは高いという印象ですが、技術はもちろんのこと、使っている材料も市販されている安価のネイルキットに入っているものとはジェルの質も全く違うと思っていただいた方が良いでしょう。
ネイルキットは一回のサロン代ほどで買えてしまうものもありますが、その分ジェルの質があまり良いものは入ってはいないと思われますので、長持ちはほぼ期待できません。
カラージェルに関しても安いものはムラが出やすい、色が出ない、※縮む、などやはりサロンで使用しているもに比べ質は落ちるでしょう。
※ジェルは隅まで塗っても中心に戻ってしまう性質があり、それを縮むと言います。
解決策は?
使うジェルをすべて品質の良いものに変えればもちろんいいですが、プロではないのそんなにお金はかけられませんよね。
そこでジェルベースのジェルだけでも持ちの良いものに変えるのがおすすめです。
ジェルネイルの持ちはベース部分の定着がカギになります。
ベースジェルだけでも良いものに変えると、違いが出てきます。まずは質のいいベースジェルをひとつ買い足してみましょう。
ちょこっとアドバイスベースを替えてしまうとキットに入っていたもベースジェルがもったいないですよね。これはフットネイルに使うといいでしょう。フットネイルはハンドネイルに比べて長持ちしますので、フット用として使ってみてくださいね。
原因ーその③ジェルネイルのぬり方
ネイル動画などを参考にやってみるのもひとつですが、たくさんあってどれを見ればいいかわからなくなりますよね。
プロネイリストさんがアップしているものが多いので、普通に塗っているだけ、に見えますが気を付けるポイントがすでに頭に入っているのと想像以上の練習をしていますから「普通に塗るだけ」に見えるのです。
プロが押さえているジェルネイルを塗るときのポイント3つ
⒈甘皮には絶対ジェルを付けない。
⒉甘皮の塗り際はきれいな一本のラインにする。
⒊力を入れない(筆圧をかけない)
塗るときにこのポイントを押さえると、サロンのようなつるんときれいなそして持ちのいいネイルになります。
まず一番重要なのは⒈です。
ジェルが甘皮部分の皮膚についてしまうと、たとえ品質の良いジェルでも早々にそこからは剥がれてきてしまいます。
皮膚につけてしまうと繰り返すことでアレルギーの原因になってしまう方もいるので、最初はとにかく甘皮に乗らないように!に注意します。(最初は際より少し内側に塗るようにするといいですよ)
セルフネイルの場合⒉、⒊は徐々に意識してやっていくとよいでしょう。
初心者でもワンランク上の上品ラメグラデーションを仕上げるポイントはこれ!ラメジェルをオフしやすくするコツは実は塗り方にあり!
キットに入っている道具って全部使うもの?
ネイルキットがたくさん売られていますが、これはプロは監修していないの?と驚くものもありますね。
購入したけど、色々入っていて何が何の用途かよくわからないのは当然だと思います。
これはセルフネイル初心者では使ない方がいいというものまで入っていたりしますので、安全面からも道具・材料の用途解説と、初心者の方が使わない方がよいものもお伝えしていきます。
ベースジェル…文字通り一番最初に塗るベースとなるジェルです。
クリアジェル…ベースにもなるものもあります。その他ラメジェルを作ったり、カラージェルと混ぜて色を調整したりする際に使います。
トップジェル…最後に塗って表面につやを出すジェルです。
ノンワイプトップジェル…一般的なトップジェルは硬化したあと拭き取りが必要ですが、その工程がいらないタイプです。
ネイルプレップ…ジェルを塗る前の爪の油分除去や手指の消毒に使います。
ジェルクリーナー…一般的なトップジェル用の拭き取りに使います。ジェルリームーバーと間違えやすいので注意。
ジェルリムーバー…ジェルネイルを落とす時に使います。ジェルクリーナーと間違えやすいので注意。
オレンジウッドスティック…ネイルケア、アートパーツを付ける時、はみ出したネイルを取る時など万能に使えます。
ネイルファイル…ほとんどがエメリーボードをネイルファイルと認識されていますが、爪を削るヤスリ等全般をさします。
エメリーボード…爪ヤスリの薄いタイプ。自爪を整える時に使います。
スポンジファイル…ジェルネイルの下準備の際に使用します。
ゼブラファイル(アクリルファイル)…ジェルネイルやアクリルを使ったネイルを削る際に使います。自爪には使わないよう注意。
バッファー…爪の表面の凹凸を調えるファイル
シャイナー…爪の表面につやをだすファイル
セラミックプッシャー…先端部分(または全体)がセラミックでできていて、ジェルネイルの下準備で甘皮まわりのケアやつや消しに使います。
スパチュラ…ジェルをかくはんしたり、取り分ける時などに使います。
ブラシホルダー…ネイルをする時、ネイルブラシを置くのに使います。
*メタルプッシャー…甘皮を押しあげる用途の金属製の道具です。
*キューティクルカッター…キューティクルをカットするために使用しますが、まずプロは使わない道具です。
*キューティクルニッパー…角質化した甘皮まわりのケアに使います。
*ネイルフォーム…ネイルの長さを作るために使う土台になります。
*ネイルマシーン…ネイルケアやジェルネイル、アクリルネイルを削る際に使用します。
*印のメタルプッシャー、キューティクルカッター、キューティクルニッパーは金属性のいわば「刃物」です。
ネイル道具を使いなれていない初心者の方には加減が難しく、甘皮や爪を傷つけやすく危険ですので使わないほうが安全です。
*ネイルフォームはスカルプチャーと言って人工的に爪の長さを作る際に使用します。長さ出しはプロでも練習が必要な技術ですので、まず初心者の方は使いません。
やってみたい方は、セルフネイルにかなり慣れてきてから、一本だけ折れてしまった時などに動画等を参考に練習していくと良いでしょう。
*ネイルマシーンはまさに機械ですので機械をコントロールする技術が必要になります。
ジェルオフの時には時短になりとても便利ですが、初心者の方には向かない道具です。
動画などでプロの方が簡単そうにやっていても、膨大な練習量がバックボーンにあります。
初心者の方がいきなりネイルマシーンを使うと爪自体を削ってしまったり、皮膚を傷つける可能性が高く、実際は全然簡単ではないので注意しましょう。
体験談通われていたサロンでマシーンを使っていたからと、自分でジェルオフしようとネイルマシーンを買い、いきなりオフをマシーンを使ってやった方がいらっしゃいまして、酷い爪の状態になっていました、、くれぐれもお気をつけください。
まとめ
いかがだったでしょうか。ここまでがネイルキットを買って実際にやってうまくいかないという主な原因と解決策です。
こちらを参考にジェルネイルキットをまた活用して、セルフネイルを楽しんで行ってくださいね。
セルフネイルのいいところは人にやるわけではないので、初めから完璧でなくていいし、徐々に上達してうまくなっていくのが楽しいのでゆっくりやっていきましょう。
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