ジェルネイル=爪が傷むというイメージをお持ちの方も多いですね。
当初はアメリカ製のジェルが主流でしたが、徐々に日本製のジェルも出てきました。
その中でも爪を傷めないと言われている「パラジェル」が有名です。ネイルサロンでもパラジェルを使っているところはサロンの特徴になります。
ですが、一般の方はパラジェルなら爪が傷まないからやっても爪を傷める心配はない、と認識してしまうのではないでしょうか。
実はパラジェル=爪が傷まないではありません。今回はパラジェルの何が、どう爪を傷めないのか、本当に爪を傷めないのかを丁寧に解説していきます。
そもそもパラジェルとその他のジェルって何が違うの?
一言でジェルと言っても漠然とした認識の方も多いと思いますので、段階を踏んでご説明していきます。
まず、ジェルネイルとはジェルを使用して仕上げるネイルのことはご存知ですよね。
パラジェルとは株式会社ネイルセレクトさんが作っているジェルのことを指しています。
つまり、ジェルを作っているメーカーはたくさんありますが、(カルジェル、バイオジェル、パラジェル等々)その中にジェルの種類があり(ベースジェル、カラージェル、トップジェル、スカルプチャージェルなど)
そしてそのメーカーのジェル毎の使用方法があります。(ジェルをする時の推奨工程)
パラジェルとその他のジェルとの違いは「使用方法」の部分です。
主にプレパレーションという下準備のやり方です。その違いとは、従来のジェルの使用方法は、爪の表面を削ってそこにベースジェルを定着させて仕上げていくというやり方ですが、
POINTパラジェルは「爪の表面を削る」という工程なしでベースジェルを爪に定着させることができるということです。
そのようなジェルをノンサンディングジェルといいます。
実は現在ではノンサンディングジェルを出している他のメーカーもあるのですが、パラジェルがノンサンディングジェルを日本で初めて作り、持ち(ジェルの定着度)もいいのでサロンで導入しているところが多いのではないかと思います。
一般の方からすればその工程そんなに重要?となるところですが、従来のジェルはすべてサンディング(爪の表面を削る)必須だったのに、その「爪の表面を削るという工程なし」がネイル業界にとってとても画期的だったわけです。
なぜなら爪の厚さは平均0,3~0,5㎜のしかなく、ジェルネイルを周期的に続けることでほんの少しずつでもでどんどん薄くなってしまい、
オフする際の削りも加わり結果爪がペラペラになり、強度は無くなりやればやるほどボロボロですぐ折れるのでやめやれない、という悪循環になってしまうのです。
そのためジェルネイルは爪が傷むからもうやりたくない!とサロンから離れてしまう方もかなり出たため、パラジェルが注目されたのだと思います。
ですので”ネイル業界的には、下準備で爪を削らないから爪ダメージを軽減できることはすごい”を一般の方へむけておおまかに「爪を傷めない」という形でピックアップして押しているのですね。
ジェルネイルで爪が傷む原因とはこれです!
ジェルネイルで爪を傷める大きな原因としては二つあります。これはパラジェルなどノンサンディングジェルを使用していても共通のことです。
⒈ジェルネイルをした後のメンテナンスを知らない、やらない
ジェルネイルはマニキュアとは違い除光液などで簡単にとるこはできません。
どんないいジェルを使ったとしてもやったまま放置したり手で剥がすなどしてしまうと、爪の層も一緒に剥がれ爪に大きなダメージとなります。ジェルネイルをした後は必ずメンテナンスが必要です。
メンテナンスとは、
- ジェルが引っかかってきたら手で剥がすなどせずに早めに (自爪を削らないやり方の) サロンでオフをするか、適切な方法でジェルをオフする。
- ジェルネイルの持ちをよくするために手の使い方に気を付け、指先の乾燥を防ぐ。
こちらはネイルサロンでも必ず言われると思います。
特に取れるまで放置することは絶対にやってはいけません。しかしながらその重要性を認識している方が少ないようです。
⒉ジェルネイルをオフする時のやり方
落とす際は専用のジェルリムバーを使って手順を踏んでオフしますが、そのオフの際に自爪も削ってしまうことがかなりのダメージになります。極力自爪を削らず落としましょう。
ジェルオフ革命!塗るだけ2分で簡単オフの神アイテム・マジックリムーバーとは?
使うならパラジェルはおすすめ
これまでのご説明でどのジェルを使用してもメンテナンスを怠れば爪は傷んでしまうことははご理解いただけたと思います。
これを踏まえて、パラジェルのように下準備で爪の表面を削らない方がもちろんいいと思います。
ですがセルフネイル用とするとお値段も高めで、メーカーでは技術があるプロ用としています。
パラジェルの知識:最近パラジェルは爪を溶かしているという噂が流れていたりします。残念ながらそうお客様に言っておられるネイリストの方もいらっしゃいます。私はパラジェルのセミナーも受けさせていただいたのですが、溶かすというのは間違いです。他のジェルはそのような種類もあるようですが、気になるかたはまずよく調べられることをおすすめします。
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